レッスンの近況(ブルグミュラー12の練習曲、悲愴第一楽章、エオリアンハープ)
2015/05/16
年が明けてから、一ヶ月があっという間に過ぎていきました。。。年齢を重ねるごとに時間の経過が早くなったと感じるのは私だけでしょうか・・・?
昨年、九州から関東に引越ししてきてから、半年がたちました。これもあっという間でした(^-^;
九州では私も子供たちも電子ピアノで練習していましたが、引越しを期にアップライトピアノを購入することを決意し、ついに本物のピアノも手に入れました。そして、新しいピアノの先生も見つかって、親子で楽しいピアノライフを送っています。
私は子供たちより少し遅れて、昨年末からピアノのレッスンに通い始めました。
最近の私のピアノレッスンの近況報告です(^^)
(まとめて書いたので長文です・・・)
ブルグミュラー12の練習曲
ブルグミュラー12の練習曲は、前の教室で習っていた続きをすることになりました。5番まで進んでいましたので、次の6番から始めました。(実は5番は「合格」もらってなかったのですが、もういっぱい弾いたし、しばらく弾いてなかったので、また練習しなおすのが面倒で・・・もういいや、ということに・・・^^;)
6番
右手の「4・3・2・1、4・3・2・1…」の同音連打がなかなかどうして、な曲です・・・。
私も最初はなかなかうまくいかず、ピアノのせいにしたくなりましたが(コラコラ)、どうも親指の緩慢な動きがうまくいかない原因の一つになっていたようでありました^^;
先生に親指を指摘されてから、親指のさばき方に気を付けたところ、連打の粒のそろい方はかなりマシになりました。連打の粒がそろうと、美しい旋律がマンドリンで奏でたように浮かび上がります♪
連打の他にも、速度の早いアルペジオをはずしまくってイライラしたり、いろいろとありましたが、無事合格をいただいております(^-^;
5番まではすべて楽譜が見開き2ページでしたが、6番からはほとんどが4ページです(3ページの曲もあります)。でも、曲の後半にも前半と同じパターン出現したりしますので、特別長くなったという感じはありませんでした。
7番
装飾音符+速いテンポのスタッカート。音をはずしやすいです・・・。中間部には美しいカンタービレ、おもわずうっとりしてしまいます。
つくづく、ブルグミュラー12は練習曲集ということを忘れてしまうくらい、楽しい曲集だなぁと思います。今年中には全曲制覇したいです♪
ピアノソナタ第8番「悲愴」第一楽章/ベートーヴェン
これまで、「練習曲(ブルグミュラー)+挑戦曲1曲」という形でレッスンを進めていただいていたので、これからもそのような形で進めていただくことになりました。
前の教室では「飛翔/シューマン」を合格したのが最後。次は、ベートーヴェンの「悲愴」第一楽章をやることにしよう、と決めて練習し始めたとたんに引越しとなってしまい・・・。引越し後も、時間があるときに譜読みはしていたので、まずはこの曲をすることにしました。
この「悲愴」は、ベートーヴェンの3大ソナタのうちの一曲で、とても有名です。3大ソナタ(「月光」「悲愴」「熱情」)の中では、全楽章を弾ける可能性は多分一番高く、実際、私の子供の頃からあこがれの曲でありました。
中学生か高校生の頃、この「悲愴」を当時の先生にやってみたいと申し出て、第2楽章と第3楽章はレッスンで取り上げてもらいました。その時は、「第一楽章はちょっと難しいので、また、こんど」ってことになり、その「こんど」はずーっとやってこなかった・・・(泣)
そして、ン十年たった今、ようやく挑戦できたというわけです(涙)
前の先生にも、今の先生にも共通してアドバイスいただいたのは、「ジャーーーン」と重々しい和音で始まる、冒頭の10小節がとても大切だということ。ここで全体の出来栄えが決まるということ、自分で決めたイメージで迷わずに弾くことです。技術的には、この冒頭部分よりも、そのあとずーっと続く早いテンポのところの方が、よほど難しく苦労はするのですが・・・。
それにしても、この曲を1曲本気で弾くと、めちゃくちゃ疲れます(;´Д`) 最初から最後まで(早いテンポのところも遅いテンポのところも)、ず~っと張りつめた雰囲気が続く曲なんですよね・・・集中力が持たない・・・。
手がほぐれてない状態で弾くと、腕が疲れて痛くなったりするので、準備もちゃんとしてないといけないし。腕や手が痛くなるというのは、手が小さいということもあるでしょうが、要らない力が入ってるんでしょうね・・・永遠のテーマです。
ずっと弾きたかった曲なので、のめりこんで練習しました^^; 完成度はともかく・・・一応合格をいただきました。子供の頃からの憧れの曲、弾けなくなってしまうと悲しいので、これからもずっと弾き続けようと思います(^-^)
楽譜
楽譜は昔使っていたものもあったのですが、全音のソナタアルバム2を買いました。ソナタアルバム1を持っているので、「続きを…」と思って買ったのですが、譜面に音符がぎゅうぎゅう詰めでちょっと読みにくい・・・。
普通、1ページに5~6段くらいで書かれている楽譜が多いと思うのですが、この全音のソナタアルバム2は、悲愴に関しては、なんと1ページに8段も詰め込まれています。曲を弾いている途中で、目線を鍵盤の方から楽譜にうつすと、どこを弾いているのか分からなくなることもしばしば・・・。練習が進んで曲をだいぶ覚えてくると、ぎゅうぎゅう詰めもなんてことはなく、譜めくりの回数が少なくて済むことは利点なのですが・・・。最初は、同じ全音の楽譜でも別のものにすればよかったかな・・・と思いました。
曲集としては、ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンのソナタがそれぞれ3~4曲ずつ載っていて、その割に価格も安いのでお買い得感は非常に高いです。ベートーヴェンの「月光」も載ってます♪
バッハのインベンション(シンフォニア・3声)
私が、ベートーヴェンのソナタをやりたいと言ったら、「それならば、ぜひバッハも弾いてみてください。勉強になりますよ。」と今の先生に勧められたのが、バッハのインベンションとシンフォニアです。
バッハのインベンション・・・もう何十年前??に、2声だけは全曲やりましたが、3声は手つかずだったのでした。
1年に3曲くらいでもいいのでボチボチやってみては?と言われたので、3声(シンフォニア)をできそうなものからやってみることに。まずは1番、そして、今は4番を練習しています。正直、最初の譜読みの段階からとても苦労します。2声だと、右手と左手で声部がきっちり分かれているので分かりやすいのですが、3声だと、真ん中の声部が右手にいったり左手にいったりするので、どっちの手で弾くのかを見極めるだけでも私には一苦労でして・・・。
でも、この3つの声部をきちんと聴き分けて弾く練習は、きっと役に立つはずなのであります。というわけで、ボチボチがんばりたいと思います。
エオリアンハープ/ショパン
「悲愴」第一楽章の後に練習する曲は、「エオリアンハープ(エチュードOp.25-1)/ショパン」にしました。
ピアノのレッスンを再開してから早いもので、3年たちましたが、そういえばショパンは一回も弾いてないね、ということで、ショパンの曲をやってみようということになりました。
ショパンと言えば、有名な曲があまりにも多いですが、ワルツなどは、ずいぶん昔に弾けそうなものは片っ端から弾いてしまっています。先生が「やったことのない曲ということなら、ポロネーズとかエチュードから1曲どうですか?」と言ってくださって、選んだのがエチュードの1曲「エオリアンハープ」です。先生が何曲かさわりの部分を弾いてくださって、気に入ったので決めました。
ポロネーズとかエチュードなんて、難しくって私が弾けるものなんてないし、とんでもない!と最初思ったのですが・・・。
先生曰く、「皆さん憧れの曲を”いずれは弾いてみたい”って言われるけど、年いけばいくほど、どんどん指なんて動かなくなりますから。挑戦するなら早い方がいい。」ということでした。「ピアニストみたいに弾けなくてもいいんだし。」とも(^^;
たしかに、、、生きているうちにあと何曲弾けるか?っていったら限られてるのだし、もったいぶってる場合でもないよなぁ。ここから練習を積んでいって、どんどんピアノがうまくなり、これから先にピークがやってくるならともかく、たぶん、この先、ピアノが劇的に上手になるってことも期待できないのだし・・・。
だんだん、難しい曲を弾いてみるのは「今しかない」という気分になり、エオリアンハープを練習してみることにしました。
さて、この「エオリアンハープ」なのですが、実は私、エチュードのうちの一曲とは知りませんでした(恥)。エチュードといえば、「革命」「木枯らし」「黒鍵」などがパッと頭に浮かびますが、「別れの曲」もエチュードだったんですねぇ・・・これも知りませんでした(恥)。
エチュードとは練習曲のことですが、ショパンのエチュードなんて、練習曲っていうよりはこれを弾きたいからみんな練習するんじゃないの?って言いたいところなんですが、練習曲というだけあって、一曲一曲は短いです。難しいのですが挑戦はしやすいのかもしれません・・・。
エオリアンハープ、とても美しい曲です(^^)
さて、どの程度まで仕上げることができるのでしょうか?頑張って練習したいと思います。
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